1988年より北九州を拠点に困窮孤立者の生活再建を支援しています。

ホームレス問題Q&A

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どうしてホームレスになってしまうの?

突然住居を失う人は少なくありません。一時的に社員寮、カプセルホテルやネットカフェを「宿(ハウス)」としてる人たちは、不況の波で「ハウス」を失いやすい状態にあります。親戚や友人などと、助け合う関係性を築けている人は、突発的に「ハウス」を失っても身を寄せる場所を得られます。ところが様々な理由により人との関係性を持てなくなっている場合もあります。
「ホーム」には「家」という意味の他に「家庭」「故郷」という意味もありますが、まさに「帰るところがない」状態を「ホームレス(ホームを失っている)」と言うことができます。失業や日雇い労働、派遣による不安定な雇用、また判別の難しい「軽度の障がい」や「うつ病」によって仕事を得ることが困難になり、「ハウス」を失うと同時にホームレスになることが多いのです。

ホームレスは怠け者じゃないの?

「家がない」という状況での夏や冬の過酷さは想像を絶するものです。 「好きこのんで」そんな生活を続けたいとはとても思えません。ひとりひとりに出会って関わりを持ち始めると、さまざまな努力をしていることを知ることができます。例えば「昼間から寝ている」のは、夜間の仕事についているからの場合もあります。また資源ゴミ(アルミ缶・雑誌・段ボール等)の収拾で生計を立てている場合もあります(主に早朝に働く等)。

ホームレスから脱出できないの?

一旦野宿になり住所(連絡先)がなくなると、就職が非常に難しい状況になります。また病気になっても病院にかかりにくく、働いて家賃を得るのが困難になります。高齢の方も多く、年金をもらっていても生活費だけで家賃までは無理、という場合もあります。一人では難しくても、少しのお手伝いをすれば脱出できる方は大勢います。当支援機構では就労・居宅の応援をして、それにより自立された方が、700名いらっしゃいます。 しかし野宿の厳しい生活にさらされると、体力も落ち、心身共に病んでいきます。脱出の気力が失われ、自殺やアルコールに走る方も多いです。そのような方たちとも心を通わせ、まず生きる力を取り戻してもらうことが、私たちの活動の中心です。

ホームレスは怖い?

「公園や駅にいて怖い」という声を聴くことがあります。しかし、ただ見かけた時の「イメージ」である場合がほとんどです。実際には、野宿者が襲撃される事件が多いのです。「ホームレスに追っかけられた!」という子どもに事情を聴くと、先に子どもが石を投げていたということもありました。「いつ襲撃にあうか分からない・・・」と怖い思いをしているのは、ホームレスの側なのです。何より不幸なのは、子どもたちが「大人が差別してるから、いらない人間なんだ」と間違った偏見を持つことではないでしょうか。私達は、世の中には「差別されていい人間」は一人も居ないんだということを、互いに助け合う姿で示していきたいと願って活動しています。

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